「ム〜〜〜」

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ご存知ない方が多いかも知れませんが、NY州はマンハッタンで知られるニューヨークシティを除けば、ほとんどの所が田舎で酪農地です。NYチーズなんていうのは実はとても有名だったりするほどです。

と言うわけで、我家の近所にはたくさんの酪農家があります。息子が通っているデイケアに行く途中にある牧場(と呼んでいいのかしら?)にはいつも丘の傾斜に放し飼いにされた牛がいて、それが車道のすぐ横にあるので、前を通る度に「ム〜〜〜〜!!(英語では牛は「ム〜〜」と鳴きます)」と息子が真似をして喜んでいます。

今日はたまたまカメラを持っていたので、ちょっと写真を撮ってみました。柵のすぐ側に立っていた牛達は、私の車が止まったのを見て「何事か」と一斉に近寄ってきました。わざわざ牧場に行かなくても牛がまじかで見れる、これは田舎暮らしの特権ですね(笑)。
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子牛は親と離れて暮らしているようで、子牛専用の小屋が並べられた場所がありました。息子は「ベイビーカウ!」と呼んでましたが、正確には「カーフ(calf)」と言います。バッグなんかで「カーフスキン」なんていうのは、つまりこの子牛の皮で出来ているということです。ちなみにこれが食用になると「ヴィール(veal)」となって、こちらでは普通にスーパーで売られています。やっぱり大人になった牛さんのお肉よりずっと柔らかいようですが、こんな健気な姿を見てしまうと、ちょっと食べてしまうのは気が引けるというかなんというか…。

余談になりますが、日本にある「合いびき肉」のようなもので、「ミートローフミックス」と呼ばれる種類のひき肉があるのですが、これは「牛+豚+子牛」の配合になっています。