冬、つらいこと

ここでの冬も3度目になって、からだも慣れてきたのか、また脂肪がついたこともあり、結構平気で過ごせている自分に驚いていますが。それでもやっぱり、寒いには寒い。特に過去の2年は暖冬といわれて、雪もそうたくさん降ったりしなかったのですが、今年は違うぞ!まさに「これぞ冬」と言わんばかりに、雪はわんさか降り積もっております。スキー場、賑わってるだろうなぁ。

今週は、特に冷え込みます。気温は日中でもマイナスを越え、今日はなんとマイナス6度であります。一応ババシャツ着用してみましたが、顔とか耳とか痛いのね〜〜。でも、時々お店で見かける人の中には、「おいおい、それは季節感なさすぎだろう」というような格好の人もいて(タンクトップとか着てるの。変だよね)、う〜〜ん、凍死したりしないんだろうか、とこっちが心配になるほどです。

さて、そんな冬。家にいてぬくぬくとTVなんか見てる分には、外がどれだけ寒かろうが関係ないのですが、やっぱりそういうわけにはいかないわけで。お買い物だって行かなくちゃいけないし、銀行だっていったりするし。まぁ、行き来の移動は車ですから、そんな寒いってこともないんですけど。「じゃ、なにが辛い?」って、そりゃ、ガソリン入れに行くときと、洗車の時でしょう。皆さんご存知かとは思いますが、アメリカではほとんどのガソリンスタンドがセルフサービスです。日本みたいに、窓をが〜〜〜っと開けて「満タン、お願いね」なんて座って待ってればいい、なんてものはないのです。自分で車を降りて、意外に重いホースをしっかり握り締めて、ひたすらタンクがいっぱいになるのを待つのです。凍りそうな風が吹きすさむ中…。手はかじかみ、感覚を失い始め、「ああ、もうだめ」と思って、なんど途中で止めようかと思うことか。しかも、私の車ってタンクが大きいので、結構時間かかるんだわ。。。今日なんて、お金払うとき、指先の感覚ゼロで、レジで震えちゃったわ。うう、つらい。

さらに、冬の洗車ってのも、堪えますよ〜。「なにも冬に洗車しなくたって」と思われるかも知れませんが、大雪の降る土地では、冬こそこまめな洗車が必要です。私は少なくとも毎週一回は洗車します。フリーウェイを使って遠方に出かけた時には、行き帰りともに洗車するほど。雪の中走るとね、車ってすっごい汚れるんですよ。ワイパーなんか利かないくらい、ガラスがびっちり曇るほど。それに、凍結防止に道路に撒かれた塩のせいで、放っておくと車体がさびついてしまうからです。さらに、車体に積もった雪はそのまま凍って氷になり、車体にがっしりくっついて離れないので、勢いのよい水でガ~~~っと落とさなくてもいけないし。この洗車については、実は日本でもよくあるみたいな、車内に座ったまま「大きな洗濯機」みたいなところに入っていって洗ってもらえるものもあるのですが、これだとかなり雑なプラスティック製のブラシのせいで、どうしても車体の塗装に良くないらしいと聞いて、私はもっぱら自分で水をかけて洗う「セルフサービス」を愛用しています。そう、自分でホースを握り、車の周りを移動しながら、洗車していくのです。もちろん、水飛沫は飛びちり、靴は濡れ、手はかじかみ、「ああ、死んじゃう」と思うくらい寒い。さらに、なんと、水をかけてゆくそばから、車体の表面でその水分たちが凍っていくのです。分かります、車体に水をかける、するとその水が凍っていく…。ああ、凍てつく冬よ…。

今日なんて、心底びっくりした出来事もあって。っていうのも、買い物から帰宅して、「ああ、寒い〜〜」とお茶でも入れて温まろうとしたわけです。キッチンに置いてあったカップにティー・バッグを落とし、お湯を注いだら…。なんと!!「ピキッ」と音がして、そうです、カップが割れてしまいました。突然の温度差についていけなかった、可愛そうなカップ。しかもそれって、超お気に入りのジェダイ・グリーンのカップだったんで、ショックも倍増。思わず、「オイオイ、そんなに寒いんかい?」と独り言をいいながら、窓の外を呆然として眺めてしまいました。

ああ、春は、まだまだ先のこと。・・・・・・