コートランドで日本人発見!!

今日の夕食は1年ぶりの餃子!おいしかった〜〜。なおみさんに感謝!

ってわけで、なおみさんとは誰?というお話です。
実は先日、ESLの先生のひとりであるジョアンが「昨日ね、ジェイルで奥さんが日本人だって人をみつけたわよ」と嬉しそうに話しかけてきました。彼女はジェイル(刑務所)内で受刑者に「高校卒業資格テスト」のコースを教えてもいるのです。はじめ私は「受刑者の日本人奥さん」かとはやとちりし、不安な表情を浮かべてしまいましたが、それを悟ったジョアンは「違うわよ〜、ガードとして働いている人の奥さんなの」、そっか、ああよかった。「コートランドに住んでるの?日本人が?」「そう、びっくりでしょう。それでね、もしよかったら、電話番号交換したらどうかと思って」とジョアン。それはいい考えかもしれない、と早速簡単なメモを日本語で書きジョアンに渡していたのです。

その数日後、「もしもし…」と日本語で電話がかかってきました。それがなおみさんです。なおみさんたちご夫婦には女の子が二人いて、家族4人でコートランドから車で20分くらいのところにあるカイラーという所に住んでいるとのこと。彼女は出身が沖縄の那覇で、ベースにいたご主人と知り合って日本で結婚されたのだそうです。その後アリゾナのベースに赴任になったあと退役され、ご主人の生まれ故郷であるカイラーに引っ越して来たとのことでした。カイラーはコートランドよりも小さな街で、なおみさんも最初の1年は「日本人になんて会わなかった」らしい。ところが、不思議なもので、どこからともなく情報が伝わってくるものなんですね。驚いたことに、コートランド近辺には数人の日本人がいて、なおみさんとも交流があるのだそうです。・・・・・と、久々に近距離電話で日本語で延々と話し「今度、会いましょう」という話しになって、今日、お家へお呼ばれされてきたのです。

なおみさんのお家は、ご主人のおばあちゃんが住んでいた家で築100年!という古いお家。「雨漏りで天井に穴が空いちゃってるけど、びっくりしないでね」という以外は、古いお家大好きの私にはとても魅力的な建物でした。さて、お昼ご飯の「タコライス」(沖縄名物)と餃子を頂いていると、狩の下見に出かけていたご主人も帰宅。これからこの辺りではシカ狩のシーズンに入るため、下見に出かけてきたとのこと。去年は計4頭をボウという弓矢のようなものでゲットし、家族4人でたいらげたとのこと。すご〜い。他にも、ワイルド・ターキーも狩の対象だそうですが、こちらはお店で売られているものほどおいしくはないんだそうです。ところで、シカは予想外に大きい動物で、お肉におろすときには庭の木に吊り下げておろすのだそう。かなりワイルドです。「はじめは気持ち悪かったんだけど、慣れちゃうとね…」とはなおみさん。私もシカ・ジャーキーを味見させてもらいましたが、ビーフより脂っこくなくあっさりとしておいしかったです。

とにかく、お昼に伺って気がついたら夕方の5時。「私が来たときも、皆にそうしてもらったから」といって、なおみさんはコートランドまでの送り迎えを快く引き受けてくださり、また「今度は、日本人のお友達も皆で集まりましょう」とも言ってくださいました。心強い限りです。その上、「1年ぶりに餃子を食べた」という私のために、残った餃子も包んでくれて、またお茶漬けの素や、びんづめお菓子などの日本食までお土産で持たせてくれました。というわけで、近々、日本人妻の皆さんとりんご狩に出かけるのを楽しみにしている私でした。