どうみたって…

「アジア人の年齢は分かりにくい」と、こちらの人はよくいいます。私からすれば「西洋人の年齢だってわかりにくいぞ」と思うのですが、どうもアジア人は体型とか顔の輪郭から「子供っぽい」容姿に見えるようです。

はりきって言いますが、私は来春で34であります。ああ、恐ろしい。四捨五入で30よ、と言えるのもあとわずかです。そんないい年をこいた私が、なんと「また!」、レストランでお酒を頼んで「IDを見せろ」だなんて言われてしまっています。なんてこった。一体、どうしたら彼らの基準での21歳以上の容貌になれるのでしょうか。真剣、誰か教えて欲しいもんだ。「若くみえるってことだから、いいのよ〜」なんていうのは、もうとっくに通り越して、ここまでくるととても恥ずかしい。

ちょっと話しは反れますが、日本にいるとき、私の友人たちは私の顔を「ヅカ顔」と呼んでいたものです。ヅカ、これは「宝塚歌劇団」から来ていて、要は日本人のあっさり顔からほど遠い「濃い顔」「暑苦しい顔」という意味が込められています。自分でもちょっとそう思ってもいました。ところが。ところが。こちらに来て、毎日「本場の濃い顔」の人々を見つづけているせいでしょうか。鏡に映る自分の顔が「なんて典型的なアジア人顔」に見えてきたから不思議なものです。目は彼らのように円くなく、横に長いし、顔の輪郭はワイドだし、鼻は低く、まつげは短い。そう、昔のアニメに出てくる「ラーメン坊や」みたいなアジアン典型の顔なんですね〜、我々って。ウォルマートの「リカちゃん人形」(バービー)売り場で「アジア人」バージョンを発見して、「こんな顔してないよ〜」なんて言ってたことがうそみたい。ええ、あんな顔してるんです、やっぱり。(きっぱり)

というわけで、今宵はさっき飲んだマルガリータが効いているせいか、支離滅裂な内容ですが、アジア人の容姿とはなんぞや、というテーマで書いたつもりで本人はおります。でも誰もまだ「ルーシー・リューみたいね」とは言ってくれないのが悲しいです。