12本で$3なり

私が住む地域は北海道の旭川と緯度がほぼ同じなんですが、そうすると、つまりそこで育つ作物も似ている、ということにもなるのでしょうか。
日本で北海道名産と言えばすぐに思いつく「とうもろこし」が、日常で走る道路の両脇がとうもろこし畑という光景が当たり前のこの地域では、食用、家畜用共にたくさん収穫されます。

そして、これが本当においしい。
今年は春の雨がずいぶん長く多かったので、作物の出来栄えが懸念されていたようですが、とうもろこしに限っては悪影響がなかったのでしょうか。例年通りに甘くてジューシーなとうもろこしを味わうことができました。
で、お値段も格安。12本で安いときには、$2とか$3。この間は12本で$4ってのも見ましたが、高くてもそのくらいかしら。

店先では皮も穂もついたまま山積みになって売られていますので、中から自分の好きなものを選んで買えますし、その場で、皮をむいて処分することもできます。
とうもろこしのエキスパートに聞いた話では、おいしいコーンの見分け方として「穂がたくさん出ている」ものがいいんだとか。

私が一番好きな食べ方は、茹でただけのもの。バターを塗ったりする人もいますが、まずは茹でただけのものを召し上がっていただきたい。その甘さとみずみずしさに感動するはずです。
もちろん、焼いてお醤油もおいしいでしょうねぇ。書いているだけで、あの香りが漂ってくる感じ。笑

そして私は先日初めて、このおいしいとうもろこしを使ってコーンスープ作りに挑戦してみました。日本ではインスタントのコーンスープなんてどこにでも売られているものですが、なぜ?ほとんど見かけないんです。キャンベルのスープだって、あんなに種類があるのに、コーンスープだけはないみたいだし(ちなみに他の国ではコーンのスープが出てるようです)、アメリカ人には人気ないのかな?

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煮て、ミキサーにかけてから裏ごし、と、思っていたより手が込んでいたコーンスープ作りでしたが、出来栄えには満足。作りたては温かく、次の日は冷たくして楽しみました。

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シーズンももう終了なので、また来年を楽しみに待つことにします。