USAオリンピック・トレーニングセンターを訪れる

冬季オリンピックが2回開かれたことで知られる「レイク・プラシッド」(プラシッド湖)へ出かけてきました。同じNY州内ですが、もっともっと北の方におおよそ5時間弱ほどのドライブです。元々はオットが現地でオリンピックの関係者とミーティングがあるということだったのですが、せかっくなので、私も同行し、ミーティング後にも滞在して久々の余暇を楽しむということになったのです。オットは仕事柄、あちこち出かけることが多く、そのほとんどを私も同行できるようスケジュールを組んでくれますが、宿となると、いつもはいたって普通のランクのホテルに泊まることが多いのです。二人とも、基本的には「寝られればいい」と思っているので、これで特に気になることもないのですが、今回はちょっと有名なリゾート地へ出向くとなったので、「スパ・リゾート」とされるレイク・プラシッドで唯一の4星ホテルへ滞在してきました。人生で生まれて始めてのエステ体験なんかもし、久々にお風呂にも入って、湖を眺めながら、静かな一時が過ごせました。

さて、リゾートの話しはここまででいいとして、もう一つのエキサイトメンとが、USAオリンピック・トレーニングセンターを訪れたことです。私はあまりにもスポーツ音痴で、恥ずかしながら知らなかったのですが、オリンピック選手って、全米に何箇所かあるこうしたトレーニング・センターに一年中滞在して合宿生活を送らないといけないのだそうです。家族がいる場合も、基本的には選手は合宿に参加することになっているとか。やっぱりね〜。でなくちゃ、チームワークも培われないでしょうし、世界で通用する選手にはなれないですよね。でも、大変だと思います。今回は特に女子ハンドボールの選手やコーチとのミーティングだったのですが、やっぱりスポーツ選手ってのは清々しくて気分がいいですね。皆さん、とても気さくで、明るく、カフェで一緒にお昼をいただいたのですが、なんだか親近感が沸いてしまいました。

ところで、そのカフェですが、選手の皆さんはここで3食の食事と摂りますが、やはりそこはスポーツ選手のご飯です。壁にはしっかりと「いかにプロテインが大切か」とか、メニューに関する栄養バランス表などがしっかり張られていて、その当日のメニューも、チキン、魚、サラダ、ライス、パスタ、ゆで卵などが、バッフェで選べるようになっていました。低カロリーで栄養価が高い、そんな印象を受けました。私は嬉しくなって片っ端からお皿に盛っていきましたが、選手の皆さんは、さすがですね。チキンだけ、とか、コーンだけ、とか、かなり神経質に気を使っている様子がわかりました。でも、デザートもちゃんとあるんですよ。ただ、選手の方は我慢していたように見えました。オットはすかさずアイスクリームをぺロリ(笑)。

施設はとてもきれいでした。周りを木々に囲まれて環境も素晴らしく美しくて。まるで、ホテルのようでしたよ。パーキングで、トレーニングの休憩時間にひなたぼっこをしている選手の方が印象的でした。そうだ、入り口にはお土産やサンがあって、USAチームのロゴが入ったグッズが購入できます。私はなにも買いませんでしたが(だって、すっごい高いんです)、ちゃんと2004年のアテネのロゴ入りウェアなんかもありました。その後、ジャンプ台を見に行ったり、ボブスレーバイアスロンの施設を見に行ったりしてすっかりUSAオリンピック気分に浸ってしまったので、きっと次のオリンピックでは、女子ハンドボールを応援してしまうだろうなぁ、と予感している、そんな単純な私なのでした。