86th Annual Academy Awards

3/2日曜日の夜は、第86回アカデミー賞の授賞式でした。
自称映画好きの私は毎年このショーを楽しみにしています。
この授賞式、受賞者の顔ぶれはもちろんですが、その賞のホスト(司会者)が誰になるのかが、毎年かなりの話題になるのです。
なぜならば、このホストのキャラクター、進行の仕方が、ショーのテイストを左右する重要なキーとなるからです。

去年は、Seth MacFarlane(セス・マクファーレン)という、俳優、声優、アニメーター、脚本家、コメディアン、プロデューサー、映画監督、歌手という肩書きを持った、まぁ言ってみれば面白タレント的な人が選ばれて、結果、面白いには面白いんだけど、皮肉が過ぎたジョークは後で酷評の的となりました。

その前の年は、映画「恋人たちの予感」などの代表作がある俳優Billy Crystal(ビリー・クリスタル)で、まぁ無難にこなしたようですが、その前の年のJames Franco(ジェームズ・フランコ)とAnne Hathaway(アン・ハサウェイ)の二人は、ホストとしての力量に欠けるとの批評があちらこちらで聞かれた結果となりました。

そして、今年はEllen DeGeneres(エレン・デジェネレス)がホストに選ばれました。

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彼女が日本でどれくらい有名なのかどうかわかりませんが、アメリカでは知らない人はいない超有名人です。そもそもはスタンドアップコメディアン(日本的に言うなら、一人漫才師みたいな感じでしょうか)からスタートし、今では自身の名がついたトークショーからコマーシャルまで幅広く活躍している人です。と、書いていて思い出しましたが、そういえば、映画「ファインディング・ニモ」で、ドリーの声も担当していました。
彼女が同性愛者ということで嫌っている人もいるようですが(奥さんは、大ヒットテレビドラマ「アリーマイラブ」でネルを演じた
ポーシャ・デ・ロッシ)、私は個人的に好感を持っています。トークを見ていると頭が切れるんだろうな、と思えるし、さっぱりした性格で、裏表がなさそう、ジョークはするどいけれど決して下品でなく嫌味じゃない、気持ちよく笑わせてくれるキャラの持ち主です。

なので、彼女が司会と聞いた時から、面白いショーになるだろうな、と期待していました。ショーの途中でピザをオーダーして、その代金をスターに支払わせたり、セルフィーを撮影してツイッターにアップしたり、ジョークもさわやかに笑えるものばかりだったし、とてもすっきりした後味のショーになっていたと思います。

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受賞者の顔ぶれも予想通りといったところでしょうか。
見たい映画がたくさんですが、まずは「グラビティ」を見たいかな