アメリカの給食初体験の巻

私はNY州の「ティーチングアシスタント」(先生のお手伝い役)という資格を持っているので、時々息子の学校でお手伝いに借り出されます。
先日は、朝8時半ごろに「今日来てもらえないかしら?」と校長先生から電話があって、本当はその日は家で映画でも見てゴロゴロする予定だったのですが(笑)、思い直してお仕事に出かけた訳です。

あらかじめわかっている場合はランチを持参するのですが、この日はそんな時間の余裕なし。仕方がないので、カフェテリアでのランチをオーダーしました。アメリカ生活もかなり長いけれど、学校給食を食べるのはこれが初めてのこと。
アメリカの給食はかなり悲惨なものであることはメディアでも散々言われていることなので、一般知識として認識はしていましたが、まぁ、本当に悲惨だったわ。

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ミルク付きでお値段:$1.50なり。
一応、「バランスが取れている」様には見えるけど、フルーツは缶詰のものだし、サラダなんかは、野菜自体はほんの一口ほどの量しかないのに、そこへドレッシングが浸るほどかけられている有様。ピザは一応生地が「
全粒粉」製で食物繊維やらに気遣っているらしいけど、どう見たって冷凍のものだしね、焼いてから時間が経ってるんだろうから、熱々じゃないし。具はトマトソースとチーズだけ。食べられないほどまずくはないけど、だからといって、おいしいってもんでもなく。お腹空いてるから、食べるしかないわね、って感じ?

そもそも、これ量に問題があるのでは?と思うのです。プリKと呼ばれる就学前の子供(3歳から5歳まで)にもこれで、育ち盛り食べ盛りの6年生にもこれです(
聞けば、追加料金を払うともう一枚余計にピザがもらえるらしいけど)。プリの子供には十分すぎる量だと思います。実際、残している子供も多かったみたいだし。
でも、高学年の子供には、どう考えたって足りないでしょう?これじゃすぐお腹がすくはず、道理で、帰宅してから、ジャンクなスナックとかを食べちゃうはずだわ。

で、もっと驚いたのが「ヨーグルトランチ」なるものの存在で、これは何かといいますと、ヨーグルトをメインにして、そこにクラッカー2枚(スープに添えられてくるあの四角いクラッカー)とチーズひとかけらが付いてくる。フルーツとミルクは一緒です。えええ!!それって「ランチ」なの?と、私なんかは思ってしまう代物。

アメリカの給食も、現ファースト・レイディなどが率先して変えていこうという努力をなさっているようだし、そもそもこの投稿の意図もなにも「批判」という意味で書いているわけではないのですが、まぁこのランチが私にとっては衝撃的だったことには間違いありません。