似合っていること

先日郵便局へ行ったら、「キミが来たってすぐ分かったよ」と言われた。建物前に車を停めたのだけれど、どうやら彼は私がどんな車に乗っているかを知っていたらしい。小さな町のことだから、驚きもしないこと。続けて「いいよねぇ、格好いい車だねぇ。キミにとっても似合ってるよ」と褒められた。

車が自分に似合っている、ということがあるのか、と思ってハッとした。だって、車だよ。洋服とか靴とかバッグとかなら分かるけど、「車が似合ってる」って発想は思いもしなかった。
今の車に出会うまでは結構辛抱強く待ったので、待った甲斐があって待ち望んでいたものが手に入ったけど、そうか、車みたいなものでも「自分が欲しいと思っていたもの」に、その自分らしさが現れているのだとしたら、それってなんだか面白いなぁと思った。