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NYの田舎で

道路のすぐ脇にある牧場で、放牧されて草を食んでいる牛達を窓越しに眺めながら運転していると、その青々と茂った芝生の上にちょこんと顔を出して立っている動物が目に入る。ウッドチャックだ。ここから見て結構大きく見えるから、近くで見るとかなりの大きさに違いない。すると目端にぴょんぴょんと茶色い物体が登場する。野うさぎだ。体は茶色のまだらで、尻尾が白い。くりっとした目で遠くを見ている。

ああ、いい天気だ〜。

のどかな田舎道を気分よく走り続ける。

と、道路に横たわる大きな物体が。悲しくも車にはねられてしまった鹿の屍。(って、しゃれではない)それだけじゃない、道端にはアライグマやポッサム、スカンク、リスなども痛々しい姿で横たわっている。夏の間は、ごく当たり前の風景だ。それを目の当たりにした時に、心が痛まないわけがないが、仕方がないと思うしかない。そこでバンビなんか思い出しちゃいけない、だって涙が出ちゃいそうだもの。

これからの季節は、道路の両脇はコーン畑になるかな。甘くておいしい、そして安い。

NYの田舎道、いろんな景色を目に映しながら、私はCDを大音量でかけてドライブしている。