こういうのやってみたかった!

夫の仕事にくっついて、今度はペンシルベニアへ出かけてきました。夫が大学で1日過ごしている間、私と息子は動物園へ。

上野動物園が「動物園」だと思っている私にとって、その動物園は「動物園」とは名ばかりで(と言っては失礼ですが)、まぁちょっと大きな牧場と言った方がぴったりくるような、そんな感じ。もちろん象、ライオンなんていうのはいなくて、いるのはヤギ、羊、馬、アヒル、ね?これって牧場でしょ?大型の動物は、ラクダとカンガルー、ダチョウくらいだったかしら。あぁ、でも一応狼はいましたけれど(姿は見えませんでしたが)。
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山の頂上にあるその動物園には、くねくね道を30分くらい走ってやっとたどり着いたというのに、さらにそこで1日過ごすつもりで出かけたのに、園内をくるっと1周して回ってきたら1時間しか経っていなくて、思わず息子に「もう1周する?」と聞いてしまったほどです。しかし息子が帰りたいというので、仕方がありません。

車が1台やっと通れるすっごい細い山道なので、入り口と出口がそれぞれ別のルートになっていて、来る時に登ってきた道とは違う道で、山の下に出なければなりません。取りあえず「出口」と書かれたサインに従って進むことにしました。

すると、突然目の前に川が現れました。一瞬「え?」と思い、「こりゃ間違えた」と思った私。車をターンさせる余裕もないので、えっちらおっちら、そのままバックで山道を戻ることにしました。

動物園の受付で「アレンタウンに戻りたいんだけど、サインに従って降りていったら川にぶつかっちゃったんですけど」と言うと、「あの川を渡っていくんですよ」との返答が。川を渡る?「あの川の底は、車でちゃんと渡れるようにしてあるので、普通の乗用車で渡れるんです」とのこと。聞いてみると、ものすごくたくさんの人が私と同様に川に直面してびっくりして戻ってくるとのこと。

そうなのか、渡れるのか、と思いながら再度同じ道を走っていくと、さっきは気づかなかったけれど、川の傍らにちゃんとサインが立ってました。「5マイルでゆっくり渡ってください」。川の水はそれなりに流れていて、深さもありそう。でも、確かに車が通れるようにしてある部分だけちゃんと「上げ底」みたいになっています。
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いやぁ、実はこういうのやってみたかったんです。映画やなんかでジープが川の中をごぉおおおっと渡っていくシーン。「水の勢いで流されちゃったらどうしよう?」なんて一瞬思いましたが、実際には大したこともなく、なんだか余裕で川の真ん中で車を止めてみちゃったりして。こういう眺めはあまりないかも。なんとなく不思議な感じです。川は対して大きくはないので、人性初の「車で川渡り」もあっという間に終了。

そしてまた山道を走っていくと、今度はなんとその山肌にたくさんの動物がいるではないですか。それはちょっと「南紀白浜ワールドサファリ」の世界で、さっきの動物園より全然いい!3〜4種類くらいの大型の動物が群れをなして生活していました。
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メインの動物園は「牧場」みたいなのに、出口の外にこんな仕掛けがあるなんて。なんだか面白いなぁ。