バーへの送迎バス

春で〜〜す!春が来たようです(って、まだちょっと油断はできないんですが)。一気に半そでなんか着ちゃっています。そう。ここでは間服ってのが必要ないんですよね。昨日までダウンジャケット着てたのに、今日はTシャツってな具合(笑)。戸惑ってしまいます。

さて。先日、私とオットは久々にここコートランドのメインストリート(と言ったって、せいぜい200Mくらいしかないけど…)のバーへ、彼の同僚のドイツ人ウォルフガング教授と、スーザンとの4人で出かけたのでした。コートランドはカレッジ・タウンなので、学生が溜まり場にするバーは数件あるのですが、オトナが4人揃ったので今回はちょっと静か目のバーへ。

日本で「バー」というと、最新流行のおしゃれな内装で、店の中央にはでっかい水槽なんかが置いてあって、熱帯魚が優雅に泳いでいて、照明もなんだかムーディーで、バーテンダーが「シャカシャカ」とシェイカーを振るっている…そんなモノが当たり前なんでしょうが、ここ、田舎で、バーと言えば、バーです(笑)。ひたすらお酒を飲むだけの場所。カウンターと、ちょっとしたブース席があれば良いほうで、ビリヤードなんかが置いてあって、店内はタバコの煙が充満してて、・・・って感じね。もちろん日本みたいにおいしいおつまみなんてのもないので、ただひたすら飲むしかない。そりゃ酔うよね〜。

実は私、ここだけの話ですが、初めてコートランドでバー・デビューした時(笑)、すっごい酔っ払ってしまったのでした…。というのも、4時開始のハッピーアワーから、深夜の2時ごろまで飲みつづけるはめになったのですよ。オットの生徒さんが誘ってくださって一緒に飲んだのはいいのですが、お昼だけ食べて夕飯を食べていなかった(だって、4時だもの)私ですから、そりゃ当然です。
しかも、生徒さんがとても親切に「ショット」なんかご馳走してくれるもんんだから、飲まなきゃ悪いと思ってひたすら飲みました。私はお酒はいける口ではありますが、それにしてもあの時はひどかったなぁ。翌朝、「石」でした。動けないの…。オットもオットでかなり酔っていたらしい。「どうやって帰ってきたか覚えてないよね」なんて。ああ、怖い。車、運転して帰ってきてるんですけどね。

と、そんなこともあって、それ以来、バーでもあまり飲まないようにしています。最近ではワインいっぱいで気持ちよくなるほど。まぁ、この程度が健康を害さないからいいのでしょうし。で、その晩ですが、話が弾んで深夜の1時近くまでバーにいた私達。さて、帰るとするか、と、通りに出たら、なんと、カレッジのスクールバスが止まっていた。「んん、こんな時間になんでだ?」と思っていたら、そうなんですよ。バーに飲みに来た学生達の送迎用。飲酒が元で発生する交通事故は後を絶たない。ならば、バスで送り迎えしてしまえばいいだろう。ってことなようです。アメリカでは学生のほとんどが学内か、大学の近所に住んでいることが多いので、とりあえず大学まで乗っけてもらえればなんとかなるってことなんでしょうか。

一体何時までバスが走っているのか知りませんが、とりあえず「あ、最終バスが行っちゃう」「じゃ、帰るか」なんて会話も聞こえそうだし、いっくら酔っ払っても安全に家路にたどりつけるんだから、このアイディア、とりあえず素晴らしいと思いました。でも、これって全米共通なのかどうかは?です。田舎ならでは、かもしれない(笑)。