Les Misérables

f:id:Lacy:20130123121007j:plain

予告編を見たときから感動して泣いてしまった映画「Les Misérables」をやっと観てきました。

オープンしてからもうだいぶ日が経っているし、平日の昼間だから「空いてるだろうな」とは思ってたけど、まさか、ええっ?貸切ですよ、プライベートショーですよ!!これでたったの$8.50、なんか申し訳ない気さえしてしまうほど。そういえば、アメリカに来てから、映画館で「隣に誰かが座っている」状態で映画を見たことは数えるほどしかありません。いつもガラガラ。田舎の特権かしら?

f:id:Lacy:20130123124747j:plain

 

で、肝心の映画は。ああぁ、これが良かったなんでもんではなかった。スンバらしい出来栄えでした。私は「Les Misérables」そのものの大ファンで、ミュージカルも日米それぞれで何回も観ているし、これまで製作された映画もどれも観てきましたが、いやぁ、これはダントツ1位です。
舞台ではやっぱり「舞台」という広さの制限があるし、舞台と客席の距離感もある上に、舞台セットとか、諸々できることにも限りがある。もちろん舞台ならではの「生」の迫力に勝るものはありませんが、一方、映画の場合、舞台よりはずっと大きなスケールで、同時に細かい部分まで表現することが可能です。また役者が観客に「近づくこと」もできるため、細かい表情が見て取れるから、こちらとしてもさらに感情移入がしやすい。

私は車の中でもこのCDを聴いているので、歌もシーンも全て頭に入っているけれど、この映画を観て、さらに「Les Misérables」の深部に触れたというか、新たな理解が生まれたというか、そんな感動を味わうことができました。


Les Miserables - Official Movie Trailer 2012 (HD)

(開演間際にもう一人女性が入ってきて、結局ふたりで鑑賞ということになりました)