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langues de chat

猫舌(ねこじた)とは、高温のものを飲食することが苦手な体質、またその体質を持つ人のことを指す。
人間以外の動物は、加熱した食物を摂取する習慣がないためにネコに限らず通常は猫舌であるが、加熱した餌を与えられ続けた飼い猫などには、猫舌でない場合も見受けられる。

うちの猫のミニー。生まれてから現在までずっとドライフードだけで育ってきて、加熱した餌なんて食べたことないのに、彼女、猫舌じゃないんだよねぇ。っていうか、むしろ熱いものが好きらしい。

っていうのも、毎晩、私と息子がお風呂に入っているとバスタブの淵に腰掛けて、頭を水面に近づけて、お風呂のお湯をチロチロと飲むのですよ。お湯の温度は、息子が時々「ママ、熱いよ〜〜」っていうくらいだから、結構熱めになってるはずなんですが。それをね、おいしそうに飲むの。

猫って言うのは「猫舌」だとばかり思っていたので、最初はびっくり。でも考えてみると、ミニーは本当に変わった猫で、一般的に「猫が嫌い」とするリストにあげられるもののほとんどがOKだし、まぁ、これも趣向ってことなんでしょうね。

ただ、時々バブルバスにするんだけど、そうするとあのブクブクの泡を見て「今日は飲んじゃいけない」って思うみたいで、バスタブの端っこで文句を言わんばかりに「にゃん」って鳴きます。「なんで今日は私のお茶の時間をジャマしたのよ」ってところでしょうか。

そうそう、一度、こんなことがありました。バスタブの淵がちょっと濡れてたんで、彼女つるりと滑って下半身がお湯の中にちゃっぽり入っちゃったんです。お湯につかっていた私も息子もびっくりしましたが、ミニーはもっと驚いて、一瞬訳が分からずあたふたして、私が抱き上げたら、一目散に逃げてゆきました。あれは本当におかしかったなぁ。

でも、そんなことには懲りないところがミニーらしい。

相変らず毎晩、「お茶」しにやってくるのです。


langues de chat:仏語「猫の舌」の意。そういえば、デメルの「猫の舌」なんてチョコレートがありましたね。