ハプニング

週末にバッファローくんだりまで出かけてきました。というもの、先日来申請してあった新しいパスポートが出来上がっていて、それを受け取りに行くために、NYCへ行くよりはまだ近いバッファローでの1日領事館サービスを利用するためです。
ここからまっすぐ走っても4時間弱はかかるかと思われる距離だったので、ロチェスターの義母の家に前泊し、当日の朝1時間半かけて現地入りしました。会場になっていたホテルにはかなりの人が待っていて、予想外に待たされイライラしていたのですが。この後、そのイライラすらもぶっとぶ出来事が待ち構えていました。

領事館の人「はい、XXさん。お待たせしましたね。今日はご本人と息子さんの分ですね」
私「はいそうです」
領事館の人「じゃ、お母さん、グリーンカード持ってきてますか?」
私「へ?グリーンカード?ええ、そんなものがいるんですか?」
領事館の人「ええ、そうなんですよ。電話でお知らせしてあったと思いますが」
私「そんなの聞いてないような。。。。え〜〜〜ん、持ってきてないです。。。。」(半泣)
領事館の人「じゃ、今日はお渡しできませんね」
私「(絶句)・・・・」


こんなことがあっていいのだろうか!!遥々このためにやってきたというのに、目の前においてあるパスポートを持って帰れないなんて。気絶してその場に倒れてしまいそうだった。

領事館の人「息子さんのは問題ないですから、そちらからお渡ししますね」
私「・・・・」

グリーンカードなんて、この10年の間、1度たりとも携帯したことはなかった。って、自慢にはならないが。そんなものが必要なケースを想定したこともなかったし。自分のうっかりにここまで嫌気が指したことは過去にはなかったのではないかというくらい落ち込み、そうしてやり場のない怒りすらこみ上げてくる。

いやしかし冷静に。自分の非をわびつつ、なんとか打開策をと、かなり粘って粘って事情を説明し、財布の中に入っているありったけの身分証明書を提示したが、「無理ですね」の一点張り。そりゃそうだ、相手は日本のお役所だもんな。

はぁ、もうNYCにはいける予定がないし、次の1日領事館を待っていたら(春頃)、新しく作ったそのパスポートの受け取り期間が終了してしまって、新品のまま「無効」になってしまう。

呆然として、脳みそが凍りついたままで思考がうまく働かないでいたら、その様子があまりにも悲惨に見えたのだろうか、さっきまで「だめです」の一点張りだったその「お役人さん」が、「仕方ないですね。今回はこうしましょうか」と言って、妥協策を講じてくれたのだ。
その詳細は省かせていただくとして、とにかくそれによって、私は数週間中に、またバッファローまで出向けばいいことになったのだ。それだけだって大変だけど、シティまで出かけることを思えばなんてことない。

ありがとうございます!!日本のお役人さん、万歳!!!