ちょっとどうかと思ったこと

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歴史上初の黒人大統領が誕生したというのに、地元コートランドの新聞の一面記事はこんな風になってました。大統領選と同日に選ばれたローカルな検事の記事。そしてその下に「やっと」オバマ氏の記事が掲載されていました。

これを見て思ったのは、この土地柄が強く反映されているのだなぁということ。ブルーカラー労働者階級が多く住む町、つまり平均所得も低く、学歴も高くない人が長い間住み続けてきたこの土地は、変化を好まない保守派が大多数を占め、恐らく数にすれば共和党支持者の方が多く住んでいるに違いない。
それにしても、今回の選挙の注目度の高さから見れば、多くのアメリカ人がこの歴史的な勝利に歓喜し、新しい風が吹くことに大きな期待を寄せているのは紛れもない事実なのになぁと思う。

戦いに敗れた共和党マケイン氏ですらオバマ氏の勝利に祝福を送り「とりわけアフリカ系米国人の人々にとってオバマ氏の勝利は意義深いものだ」と、人種問題を乗り越えて初の黒人大統領となった偉業を称え、さらに党派の違いを乗り越え、米国民として団結するよう支持者に訴えた。
ヒラリー・クリントン氏は「米国民にとって歴史的な勝利だ」と意義を強調する声明を発表した。

この新聞にはもうがっかりだ。