久しぶりだわ

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かっなり久しぶりに「ケーキ屋さん」でお茶をしました。イサカにあるおいしいことで有名なケーキ屋さんなんですが、お友達のお家で何度かお呼ばれして頂いたことはあっても、自分で出向いたのはこれが初めて。「ちょっとお茶をしにいく」というには車で30分は遠いし、そもそも「わざわざケーキを食べに行きたい」というほど甘いものに執着がないというのもあります。
今日はどういう風の吹き回しか、オットがいつもは行かないエリアに行ってみようかと提案してきたので、それで車を走らせてたどり着いたところに、「あれ、これって例のケーキ屋さんだ」という具合になったのでした。

どうってことない外観なんですが、ドアを開けると、あら、アメリカの片田舎ではまずお目にかかれないおしゃれなケーキが勢ぞろいしていました。もっともこんなケーキは東京では毎日のように街角で目にしていたようなもので、日本の人だったら(って私も日本の人なんですが)珍しくもなんともないでしょう。しかし田舎育ちのオットは、店に入るなり「ほ〜〜〜」と言葉を失っておりました。
大してお腹も空いていなかったのですが、せっかく来たんだし「食べなきゃ損」みたいな気分になって、オットに釣られて思わず「チョコレートとオレンジトリュフのケーキ」なんて注文してしまいましたが、お蔭様で、いやぁいつぶりでしょうか、本当においしいケーキに舌鼓を打たせていただきました。「チョコレートとパッションフルーツのケーキ」を頼んだオットはただ無言でケーキを口に運ぶのみ。そういうのを英語で「スピーチレス」と言いますが、もう言葉も出ないほどおいしいってことですね。

「また来ようか」と言ってみたら、真面目な顔で「でもこれだけリッチなケーキだから、今日食べたらしばらくは食べたいって気持ちが起こらない気がするよ」なんて言ってましたが、どうでしょう。イサカに用事があったなら、またすぐに「この間のケーキ屋さん、行ってみようか?」なんて言い出すに違いありません。

そのオットが頼んだケーキはチョコレートでコーティングされた上に金箔の飾りがついていたのですが、オットはそれを必死で引き剥がそうとしていたので、「いや、それは本物のゴールドだけど食べられるんだよ」と言うと、ものすごいびっくりされてしまい、そんなにびっくりされるとは予期していなかったので、つい心の中で大笑いしてしまいました(表立って笑わなかったのはせめてもの思いやり)。日本=東京で夜な夜ないろんなものを食べてきてよかった、と思いました。