親子

先日ニュージャージへ出かけた時のこと。

ティファニーとかヴィトンとかが入っているちょっとファンシーな感じのモールで、私は相変わらずJ.Crewを物色中だった時のこと。一緒にいた夫と息子は店内にあるソファに座り、お店の方に頂いたお水を飲んでリラックスしていた。すると、隣のソファに座っていた老紳士が夫に話しかけてきたそうな。

「When did you have him?」 

直訳すると「いつからその子持ってるの?」となり、つまりこれは「そのお子さん、いつ養子に取ったんですか?」という意味である。

夫は笑いながら「Right after he was born.(生まれた直後からですよ)」と答えたらしいが、この話を聞いた私はなんだか夫が可愛そうになってしまった。

だって、こういうの初めてじゃないのよ。何度もあるの。

確かに息子は私の血が濃く出たようで、かなりアジア顔に仕上がってしまった。日本人100%の子供たちの間にいると、それでもなんとなくどっか「洋風」に見えなくもないが、西洋人の中に混じるとどっからみても「アジアの子供」、夫は特に典型的な白人ルックスでもないけれど(ドイツ×イタリア)、まぁ確かに、私から離れて夫と息子だけが並んで歩いていると、こんな誤解をする人がいても不思議じゃないのかもなぁ…と。

でもねぇ、それにしてもねぇ。実の親子なのに…。そんなに似てない?いや、そんなことはないはずよ。だって、この間はレストランで、後ろに座っていた女性に息子はこんな風に話かけられていたもの。

「あらぁ、今日は『おじいちゃん』とディナーなのねぇ」

ね?ほらね、孫とおじいちゃんってくらいだから似てるって思う人もいるのよ!!って、違いますね。ムリにこじつけてみましたが。

それにしても「養子」だの「おじいちゃん」だの、世の中の人って結構失礼じゃないの!!(プンプン)