Shad row

この間の「ウニ」で懲りたかと思っていたのですが、またまた魚売り場で珍しいものに出くわしました。なんとそれは生の「たらこ」です。というか、「たらこ」に見えたのですが、よく見ると「Shad row」って書いてある。Shadというのはニシンの1種です。日本でも確か「子持ちニシン」なんてあったような記憶が…。まぁ、とにかく魚の卵巣が売られていたわけです。

誰が買うのか、それもものすごい大量にずらっと並べられているので、「これはどうやって食べるの?」とわざと聞いてみました。すると「焼いて。ちょっと中がレアくらいがいいわ」とのこと。レア???ウソ???大丈夫???取りあえず、頭の中では「たらこの煮物」と「子持ちカレイの煮付け」のあの味わいがグルグルして、「買ってみれば」とうるさく指令を出してくるので、「小さめの1つちょうだい」と言って買ってみることにしました。かなり大きい、14センチくらいあるかしら、それが2腹ついてきて$12。高いじゃないの〜。普通の魚より断然高いです。

お店の女の子が言うよう「焼いて、レア」は嫌だったので、日本風に煮付けることにしました。煮ている間の香りはまさにたらこのそれと一緒。でもサイズは全然違う、大きすぎるほどです。冷蔵庫にあった、水菜とエノキも加えて仕上げ、炊き立ての白いご飯と一緒に頂きました。ちょっと勇気を出してね。

ふ〜〜ん。味はね、やっぱりたらことは違いました。なんというか、こっちの方が少し癖があるというか。まぁそれも食べなれていないからというせいもあるかも知れません。まずくはないのだけれど、特別おいしくもない、そんなところ。また食べたいとは思わないかなぁ。

それにしても過去7年間で一度も見かけたことはなかったし、一体どういうことでこんなものが店頭に並べられていたのでしょう?しかも一体誰が買っているの?とても気になります。

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(見た目がちょっとグロイですね)