先日地元の新聞をめくっていた時のこと。

「シャナイア・トワインがコートランドにやってくる!」なる見出しが目に入ってきた。

急いで夫に「ねぇねぇ、シャナイア・トワインがコートランドハイスクールにコンサートに来るってさ、行く?」と尋ねると、一瞬の間の後に、「そんなわけないだろ」と冷ややかな答えが帰ってきた。

「コートランドなんかにシャナイア・トワインが来るわけないだろうが」

ふん。でも、写真つきでシャナイアが来るって書いてあるんだけど…

と思って、よぅうく見直してみると、「シャナイア・トワインのそっくりさんが歌う」って書いてあった。

ぎゃふん。

「そっくりさん」だったか。

考えてみれば、そりゃそうだ。こんなちっぽけな町にあんな大スターがやってくるわけがない。それも高校の体育館なんて、ありえるわけがない。

だよね〜、と、自分のそそっかしさに馬鹿笑いした後、ちょっと虚しい気持になった。そっくりさんが高校の体育館に来ちゃう、そんな町に自分が住んでいるのだと改めて自覚させられた感じ。寂しいのぉ。

だってねぇ、なんだかねぇ。

それにしても、そんなそっくりさんコンサートにでも、見にいってしまう人がいるんだろうか。いるんだろうな、だからやるんだろうなぁ。

エンターテイメントの少ない、田舎のばかやろー。