「持つべきものは友」

引越しを目前に控えてるのに、どうも荷造りに精を出せない私。だって、面倒くさいんだもん。しかも、詰めたらまた開けなくちゃならないし(当たり前だ)、ああ、考えるだけでうんざり。というようなことを、バケーションから戻ってきたアンジャと久々に電話で話していた。「子供が学校が始まったら手伝いに行くよ!」と彼女。「ありがとうね!」と答えた私。

さて、その数日後、珍しくオットがディナーを作ってくれた。料理は好きだが、たまには誰かに作ってもらいたいと思うもの。「じゃワインでも開けてみるかな」、と彼が作ったアーティーチョークの前菜と私が作ったカプレーゼをつまみに、久々にゴクゴク飲んじゃったら、あらら、気分はもう天国〜〜。食後のテレビを見ながらももう眠くて仕方がない、なもので、その夜は早々にバタンキュー(死語)してしまったのでした。

次の朝。8時ごろよろよろしながら起きてみたら、オットはすでに出勤した後。TVのスイッチを入れ、コーヒーをぼ〜〜〜っと飲んでいた。すると、誰かががドアをノックするではないですか!朝の8時を回ったところだぞ。「一体誰やねん、こんな朝早くに?」と思ったら、なんと親友のアンジャ(私の韓国レシピは彼女からです)がドアの向こう立っていた。「おはよう!」・・・・

そうだったのか。子供がいない我が家では学校がいつ始まるかなんて、知りもしないもん。どうやら、今朝から始まったらしい。なるほど。

それからは、パジャマ姿の私と彼女の荷造り開始。いや〜〜、その手際のよいことといったら素晴らしい。あっという間に、次々と片付いてしまった。お昼にはいっしょにザルソバを食べ、また作業開始。で、「子供が帰ってくるから、もう行かなくちゃ」と、3時前には帰っていった。帰り際、「明日もくるからね〜〜」と笑顔の彼女。

また朝早くからくるのだろうか。いや、「来てくれる」のだろうか?どちらにしても、明日は早起きせねばならないな、などど考えてる私。

次の日。やっぱり彼女はやってきた、朝早くに。・・・・・おかげで荷造りはかなり順調に進んでいます。