フリーウェイ・デビュー、ひゅ〜〜〜ひゅ〜〜〜

ついに、です。免許を取ってから2ヶ月。コートランド内なら問題なくブンブンなのですが、フリーウェイには恐怖感があって、遠出は避けてきた私。ところが、ネットで知り合ったシラキュース在住のかほちゃんと、何度もメールをやりとりさせてもらううち、「そのうち、会いたいね」なんて話しになって、とうとう私の単独フリーウェイ・ドライブが実現となったのでした。

下に書いた、携帯電話が持ちたかった理由も、実はこのフリーウェイ・デビューに深く関わっていたのですよ。だってね、コートランド〜シラキュース間は、本当に山の中を通りぬけるって感じだし、緊急電話や緊急出口もどこかにあるんだろうけど、さっさっと見つかりそうもないし、しかもライトも一切ないのです。夜間は真っ暗です。だから、いざという時のためには「心のよりどころ」が欲しかった…。事故にあっても、道に迷っても(フリーウェイで迷うことはないにしても)、携帯さえあれば、誰かに通じる…。

ところが、この「よりどころ」案は以下のような理由で無残にも消え去ってしまったので、後はもうどすることもできない私。まぁ、それでもシラキュースまでのフリーウェイは、助手席に座って数え切れないくらい体験しているので、だいたいの様子はわかっているのだけれど、単に座っているのと、運転しているのとでは違うだろうしねぇ。かほちゃんには、「ゆっくり行くから、大丈夫よ〜〜〜」なんて強がって見せたが、「本当に大丈夫なんかい?」と不安はぬぐいきれず。しかも、かほちゃんの家の辺りは全く不案内で、地図を見ながら、探しながら行かなくちゃいけない。緊張するぜ〜〜〜〜。

さて、いよいよ当日の朝。「雨だったら、延期にしようね」ということになっていたが、めでたく快晴。「フリーウェイだってただの道よ!」と気合を入れて(かなりオーバー)、そのくせ、車中で聴くためのCDなんか選んだりしちゃって車に乗りこむ。オットには「昼前に出るんだったら、もう空いてるから大丈夫だよ」と言われていたが、混んでいようが、空いていようが、私にとってフリーウェイであることには違いなく、たいして気も楽にならなかったけれど、「運転テクニックにはなんら問題ないから、自信を持つだけだよ」と言ってもらえたので、そっか、自信ね、と単純に思ってみる。

すると、どうでしょう。かなりスムーズに走れたのです。直前までのドキドキが嘘みたい。実は私の車にはスピード・コントロールがついているので、これを例えば60マイルにセットしておけば、後は登り道も下り道もひたすら60マイルで走ってくれる。だから、いつでもブレーキさえ踏める用意をしておけば、運転は車まかせでOKなのです。ああ、現代のテクノロジーに感謝。

おかげで、予定では45分ほどかかるはずだったのに、すっごい早く着いちゃってかほちゃんを驚かせてしまったほど。彼女のディレクションはかなり的確で、初めての場所に行ったのに問題なく到着できた。あ、でも、指示には「左に曲がる」と書かれていたのに、しっかり右に曲がってしまうというドジは当然踏みましたが。ああ、でも本当に、シラキュースへ行って良かった。これでまた少し「1歩進んだ」気がしました。分かるかなぁ、この感じ。

ところで、かほちゃんとは初対面とは思えないほど会話が弾んで、フランス料理のランチ、ダウンタウンのウィンドウ・ショッピング、それからオリエンタル・グローサリー巡りもして(彼女にいろいろ良いことを教えてもらちゃった)、かほちゃん絶対お薦めの「ここが一番安いって!」の「味ポン」や、念願のお刺身マグロまで購入し、楽しい一時を過したのでした。

でもね、淋しいことに、かほちゃんは、だんなさん(医学生)の研究の都合もあって、DCへ1年間お引越ししてしまうのです。また、帰ってきたら遊んでね!