読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

アリゾナ、フェニックスでバケーション:その3「グラ〜〜〜ンド・キャニオンを行く」

↑なんであえて「〜〜〜」って伸ばしたかっていうとね、単に「グランド」っていうんじゃ済まないんです、「グラ〜〜〜ンド」っていうくらい素晴らしい所だから。今回で2度目だけれど、ああ、いつ訪れても素晴らしいところです、本当に。

今回は、フェニックスから車を飛ばして(約4時間半)参りましたが、その途中の道々もそりゃ素晴らしい景色が楽しめました。「サボテンの花〜〜咲いてる〜〜〜」(しつこい?)まんまのサボテンと赤土の砂漠の景色。道の両側は、ただただその光景がひたすら続く。

と、じゃじゃ〜〜〜ん、という感じでキャニオンの端っこあたりの姿が現れてきました。私たちが到着したのは東側の入り口で、ここで$20(車一台料金)を払って、いよいよ国立公園内に。グランド・キャニオン観光は、要所、要所に設けられている「ポイント」を回っていくのがメイン。もちろん、谷底へ降りたい方のためのトレッキング・コースも多く設けられていますが、今回私たちは、また4時間半かけてフェニックスへ戻らなければならなかったため、このポイント巡りだけとなりました。

どのポイントからも広大な景色が眺めることができ、その景色の美しさには言葉もありません。ただ「すっご〜〜〜〜いい」というばかり。メインのポイントは、南側の入り口から入ってすぐにある、「マザー・ポイント」と「ヤバパイ・ポイント」でしょうか。日本の団体観光では大抵がここを訪れて終わる、ってような内容になっているけれど、ここはキャニオンの中心部で、左右に広がる雄大な景色を見渡すには最適なポイント。お土産屋さんや、レストラン、観光案内もあって、便利なところです。

さて。そんな感じで私はキャニオンの素晴らしい自然に身をゆだねていたところ、オットの姿がないのに気がつきました。あ、忘れてた。なんてこった、彼は高所恐怖症なんですな。だから、キャニオンの端っこ(柵が立ててあるところ)には、とてもじゃないけど、「平気」では立てないのでした。なんだよ〜〜、せっかくここまで来てそんなんじゃ楽しくないじゃん。と、「ちょっと、なにしてるよの〜〜」と、彼に「おいで、おいで」をする。すると、へっぴり腰でヨタヨタ、しょぼしょぼしながらこっちに向かって歩いてくる。いやだ〜〜、恥ずかしいったらありゃしない。「あのさ、怖いって思うから余計に怖いんだよ。なんとも思わないでいなさいな」と、怖い本人の気持ちを無視しまくった発言で励ましてみる。でもだめね〜。柵をつかまったまま、手が離せない様子。ふ〜〜〜。

じゃ、仕方がない。怖い人は放っておいて、ワタクシ1人で存分に楽しんじゃおう。と、彼を置いてスタコラと、ポイントの端っこへ歩いていって、下を見下ろしてみたり、上を見上げてみたりしながらキャニオンを満喫する私。それが彼の「ええ〜〜〜い、やちゃるでぇ」精神を刺激したのか、幸いなことに、そのうち「ちょっと慣れてきたよ」と言い出して、端っこまでなんとか普通の人みたいに歩いてこれるようになったのですよ。ほっ。「そりゃ、よかったねぇ」と、じゃぁ、二人で写真でもとってみますか、なんて、ようやく人並みの観光みたいになれたんだけれど、いやどうもね、写真がさ、「硬い」のよねぇ…。リラックスしてないのが、画面にもアリアリと現れているっていうか、まさに言葉通り「固まってる」わけ。ま、仕方ないか、怖いんだから。

と、思っていたら、「でもさ、誰かさんはタランチュラのこと怖がってさわりもしなかったけど、俺は、ちゃんと端っこまで来たモンね」だと。可愛くないなぁ。まぁ、なんだかんだ、そんな感じで「グラ〜〜〜〜ンド・キャニオン」は、また新たな思い出を心の中に刻んでくれたのでした。