「お揃い」は、いずこ?

3月も下旬に差し掛かったといのに、雪なんか降っちゃっているコートランドです。寒いっす。

さて、先週末、日本人のお友達なおみさん宅で開かれた、次女のエリカ・あかねちゃんの3回目のお誕生日会に伺ってきました。奥さんが日本人でだんなさんがアメリカ人というカップルばかりが集まったので、奥さん同士は日本語でぺちゃくちゃ、だんなさん同士は英語でペラペラといったような感じでとても楽しかったです。しかもなおみさんはた〜〜〜っくさんのご馳走を用意してくださっていて、私は久々においしいものをたらふく頂きました。なかでも沖縄名物「タコライス」はうまい!!!うちのオットもこれがすっごく気に入ったようで、こればっかり食べていました。要は、ご飯の上にタコスの具が乗っているものなんだけれど、これが聞くと食べるとでは大違い。ぜひ皆様もお試しあれ。

ところで、そのパーティで、エリカ・あかねちゃんと、お姉ちゃんのケリー・ゆみちゃんはおそろいのドレスを着ていました。なんでもなおみさんのご実家のお母さんが作って送ってくださったんだとか。胸元についたリボンが、とっても可愛いの〜〜。

すると、オットが「あの二人、同じ服着てるよ〜〜」と言うので、「そうだよ。だって姉妹だもん」と同然のように答えた私なのですが、そこであれっ、と思いました。
「お揃い」って、アメリカであまり見ないような気がする…

私にも妹が2人いますが、幼い頃、普段着はともかく、お出かけ着なんかは、ほとんど「お揃い」服を着ていたような記憶があります。デザインが同じで色違い、とか、サイズ違いの全く同じもの、とか。回りを見ても、兄弟、姉妹でお揃いって、ごく当たりまえのようだったと思ったんだけれど。

オットいわく(注:これは全く彼個人の一意見ですからね)、「お揃いっていうのは、それぞれの個性がないからあまりアメリカ人はしないと思う。お揃いから受けるイメージは、お金がなくて、お母さんが安い布を使って手作りで服を作ったから、兄弟で一緒になった、みたいな感じがあるね」。しかも「じゃ、自分の子供達にもお揃いってしないわけ?」と聞いたら「するわけないじゃない」・・・・なんとまぁ。驚き。私は小さな子供が姉妹で同じ服着てるの、可愛いくて好きなのに。町を歩けば「あら、妹さんとお揃いなのね〜」なんて、見ず知らずの人に声かけられたりして、嬉しかったのになぁ。

まぁ、上の意見が正しいか否かの議論はここでは置いておくとして、でも確かに、お揃いを着ている子供達を見かけないのは事実です。個性を重んじる、これはこの国ではとっても大切なことだとは分かっていたけれど、そこまでするかって思っちゃいましたね。