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映画「パール・ハーバー」を観たんだけれど…

昨年の夏に劇場公開になった際には、勇気がなくて映画館へ足を運べなかった私。先日久々にレンタルビデオ屋へ行ったので、遅ばせばがら借りてみました。

率直なところ、私はつまらなかったなぁ。と、これはこの映画をラブ・ストーリーとしてみた場合ですね。話が始まったときから、結末が読み取れてしまうような構成だったんで、ちょっと退屈してしまったほどです。(注:映画やアートの感想は、人それぞれです。もちろん、この映画を素晴らしいと感じた方も多くいらっしゃると思いますので気を悪くしないでね)しかも、私あのベン・アフレックだっけ?苦手〜。シャープじゃないんですよね、彼。それもあって、気持ちが最初から引き気味だったんですが。

しかし。戦争映画としてとらえると、これはまたちょっと別な感想が。というのも、まず第一に、いまだにアメリカ人の多くが「パール・ハーバー」にこだわる理由がわかるような気がしたということ。戦争における戦術としては、素人が考えたって「今から戦闘開始します〜」といって攻撃し始めるのなんてバカみたいだし、敵が寝ているところを襲ったほうがいいに決まっている。しかしその結果、アメリカ国民は「ジャパニーズはスニーキーだ」(こそこそした卑劣野郎)、「だから彼らはその代償を払うべきだ」と、「ヒロシマナガサキも当然のことだ」と思った、あるいは「思っている」わけで。う〜ん。まぁ、最近になっていろんな秘密文書が見つかってきて、あらたな歴史が解明されつつあるらしいが、教科書で習った歴史は今日までちゃんと引き継がれてきて、彼らの中のしこりはまだとても大きい。そのことは、この映画のディレクターがいっくら「これは戦争映画ではなくて、戦争を舞台にしたラブ・ストーリーです」とコメントしたって、嫌というほど伝わってくる。

もしも私が日本人でなかったら、また違った感想が生れてくるに違いないし、もしもこれを日本で観たら、さらにまた違った感想を持ったのかもしれない、とも思う。一番思ったのは、「やっぱり、映画館へ行かなくて良かったわ」ということ。絶対居心地が悪かったと思うし、もしかしてなんかトラブルが起こっていたかもしれない、とすら思うほど。それくらい、攻撃のシーンは憎憎しく描かれています。少なくとも私はそう感じたけれど。

日本上映バージョンは、こっちのとちょっと違った編集になっていると聞いたけれど、どこのシーンがどうなっているのか興味があるな。つまり、「そこ」が彼らが一番「気にしている」部分だってことだから。彼らが本当に日本人に対して言いたかったこと、ってことだから。