天むす、ばか受けだ

うちのオットは和食が苦手であります。それでも、大晦日と元旦には「日本の伝統だからね」といって、年越ソバとお雑煮を食べる約束を事前に取りつけていました。だって、これがないと私の気分が盛り上がらない(笑)。

さて大晦日の夜。温かい汁そばを作り、エビの天ぷらを添えました。本当は掻き揚げを、といったところなんでしょうが、実は私が天ぷらが苦手(笑)。どうも胃がもたれるような気がしてダメなんですね。で、私は素そばでいいにしても、オットとしてはそれじゃ寂しかろうと、彼の好物のエビを天ぷらにしてみたわけです。和食は嫌いといいながら、なぜだか「うどんは嫌だけど、そばは好き」だったオット、この年越そばにも大満足。一家は平和な年の暮れを迎えたわけです。やれやれ。

次の元旦の朝、お雑煮を作り、御節がないので「残ったご飯でおにぎりでもするか」と、昨晩の残りのエビの天ぷらがあることに気づいて、それを具にした「天むす」らしいものを作って見ました。「食べるかな〜、どうかな〜」との私の心配をよそに、これがなんと大好評で。肝心のお雑煮のおもちはやっぱりダメでしたが(苦笑)、天むすは受けた、受けた。「これなら毎日食べてもいい」とのお気に入り。しかし、そうはいっても天むすのためだけに天ぷらをあげるのはとても面倒な私。「こんなことなら、瓶詰めのノリの佃煮でおにぎりにしておけばよかった」と後悔するのでありました。

まぁ、でもオットがなにを食べられるか、食べられないか、毎日発見があって楽しいですけどね。