初めて地元のヘアサロンへ行ったんだけど・・・

というと、この1年以上も「髪切ってなかったの?」なんていわれそうですが、切ってはいたんです。ロチェスターのオットの実家へ行く折に、そこにある日本人の男性が経営しているサロンへ。日本人だから日本語で「こうしたい」などが伝えられるし、やっぱりなにかと安心だからと思って。でもでも「髪を切りたい」と思ってから、予約を入れ、それに合わせてオットのスケジュールを遣り繰ってもらって、わざわざ車で2時間半もかけてサロンへ行く、なんて、ちょっとねぇ・・・と思い始めて、それから面倒になってしまった私は「いっか、ただ伸ばせば」という感じで、似合わないロングヘアになりかかっていたのでした。けれどクリスマスも近いし、とにかく毎日鏡を見るたびに「うっとおしいなぁ〜」と思うようになって、こうなったら地元で髪を切るしかない!と決心したわけです。

いくらこの辺りが田舎だからっていったって、ヘアサロンはたくさんあります。ただし、日本にあるような最新インテリアなおしゃれなところは見当たりません。サロンというか「散髪屋」と言ったほうが正しいような素朴な感じです。さて、今回はとにかく始めの第1歩だから、とりあえず毎日前を通っている「場所だけ知ってる」ところへいくことにしました。「ヘア・インプルーブメント」・・・名前はなかり一丁前ですが、外観は小屋ですかね。実はオットが事前に電話をしてくれていたので、中に入ると「待ってたのよ〜」親しげな女性が1人。年は40前半といったところだろうか。

店内は、予想外の狭さで(笑)、シャンプー大2つに、椅子も2つ。笑顔の彼女が「はい、ここに座ってね」と、私をそのうちのひとつの椅子に座らせます。すると、これは日本と同じ黒いエプロンがかけられました。「あ、一緒なんだ」と勝手に安心していると、彼女はすでに手にスプレーを持っていて、シュッシュと私の髪に水をかけていきます。はは〜〜ん。日本ではシャンプーなどしてくれたりしますが、ここでは「いきなり」なわけですね。ま、シャンプーなんて家で出来るんだし、いいんだけれど、「他人に洗ってもらえる快感」のある「美容院のシャンプー」が密かに好きだった私は、内心がっかり。さてさて、シュッシュが終わると、後は切るのみです。これがですね、早い、というか、雑というか…。今回私はかなり長かった髪を肩くらいの長さまで切ってもらうことにしたのですが、そのスソの髪をまさに「はさみでジョキジョキ」という表現がぴったりなほど、大胆に、また大雑把に切っていきます。雑誌の写真を持参し「こうしてね」とイメージを伝えてはありましたが、私はもう冷や冷やしっぱなしでありました。ジョキジョキ、が終わると今度はレイヤを入れて行きます。このやり方は日本と一緒でしたが、それでなんとか、徐々に私のなりたかった髪形が姿をあらわしてきました。やれやれ、ホッ…。最終的には毛先を「すきばさみ」て軽くして、はい!おしまい。驚くなかれ、ここまでなんとたったの15分です!!!「終わったから迎えにきて〜」とオットに電話したら、「ええ???もう終わったの??」と彼もびっくりの早業です(爆笑)。

さて、これで代金は幾らだと思いますか???答え→$14。これじゃ、納得するしかないようなきもしますが。とりあえず、「これならいいか」と本人は思えているので、今のところはHappyですが、次回も彼女のところへ行くか?は、正直いって、疑問ですね(笑)。