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英語の???がたくさん

毎日英語を使っていると、語学力以外の所で「ああ、困ったな」と思うことが多々あります。というのも、日本語のニュアンスがうまく伝わる言葉が英語に見つからなかったり、あるいはなかったりするからです。

例えばこうです。「胃が痛い」と英語で言いたい時、これは「I have a stomach pain.」とか「My stomach is upset.」等と訳せます。が、「下痢気味で腸も痛いような感じ」の時も「I have a stomach pain.」になっちゃう英語にはなんだかしっくりいきません。もちろん、「下痢気味です」とか「胃の下の方が痛いんです」とちゃんと付け加えはするものの、日本語では「胃」は言葉通りの「胃」であって、おなかのあたり全体を指す言葉としては認識されていないですよね。

「肩コリ」も同様です。このまま英語に訳そうと思えば「My shoulder is stiffed.」なんて言えちゃいそうですが、一般的に使われているのは「Back pain」「Back hurts」,なんて面白くないなぁ。大体、肩は肩であって、あれはBackつまり背中ではないと思いませんか?しかもStiffはスポーツ等の後の筋肉痛の時によく使われる言葉で、肩コリとはまたちょっと違いますしね。そもそも、英語圏には「肩コリ」という概念がないんだという話を聞いたことがありますが、これはやっぱり本当の話かもしれません。

さて、面白かったのは「つま先」です。日本語ではごく平気に「足の中指」なんて言いますが、英語にはこれにあたる言葉はありません。足の先に5本ついているアレは、指ではなく「toe」と言います。「じゃぁさ、ここのここ(私は『足の親指の関節当たりを指す』が痛い時はなんていうの?)「toeが痛いっていうんだよ」「でもそれじゃ、あいまいじゃない。ここ、が痛いんだからさ」「だから、toeのここが痛いって触って言えばいいんだよ」・・・混乱してきましたね。なんでも、英語には「指というものは、物が掴めなくてはならない」という概念が根底にあるのだそうです。「だから、toeは物を掴めないから、指とは言わないんだよ」「・・・(もう、無言です)」。でも、ちょっと待って!「ほら、こうやって5本全部曲げれば、掴めなくないよ!」「それは、掴んでいるのではなく、挟んでいるのです」、…ああ、なるほど。

てな具合で、やはり言葉は文化、風習、土地柄、人柄(笑)、なんでもかんでもひっくるめて生れているのだと痛感させられる毎日であります。