サンクスギビングがやってくる!!!

いよいよ今週の木曜日、サンクスギビング(感謝祭)であります。日本でいうとお正月みたいなものだから、この日のために遠方からも家族が集まって、皆でターキーなどのご馳走を頂くのです。
なぜターキーか?という話は、サンクスギビングが始まった歴史に由来しているので長くなりますが、簡単に言うと、当時イギリスからニューイングランド地方へ移民してきた人々が作物が不作で餓えで苦しんでいたとき、現地のネイティブ・アメリカンが助けてくれた。それで、移民の彼らの作物が初めて実った年に、ネイティブ・アメリカンに感謝し、そのお返しとしてターキーやパンプキンパイと作って彼らをもてなした、とか、確かそういう話だったと記憶していますが。それで「感謝祭」と。

話はちょっと反れますが、ネイティブ・アメリカンというと、実はこのあたりには彼らの居住地がありまして、だから、地名も「オノダガ」とか「セネカ」とかいうような、彼らの言葉に因んだものが多数あります。実はつい先日、オットの仕事にくっついて、彼らの居留地の中に新しくできたアイスアリーナに出かけていったら、おお、ネイティブ・アメリカンの方がたっくさんいらっしゃった。誤解されると困るのですが、正直言って彼らを見かけることはとても珍しいのです。彼らは主に居留地ないで暮らしているため、例えばウォルマートで見かけるなんてことも少ないし。だから、私はこれまで車で居留地を通る度に、「会いたいな〜」と思っていたのです。だって、だって!!彼らの容貌って、どうみたって私達と同じルーツがあるとしか思えない!とっても似ていると思いませんか?私はとても親近感を覚えてしまいます。しかも、彼らの持つ神秘的な文化にも関心があるし。

と、まぁ、その話は置いておくとして。サンクスギビングでしたね。うちは家族二人ですので、当日は義姉宅にお邪魔し、そこで義母も含めスナイダー家の皆で祝います。トラディッショナルなディナーだと、ターキー(オーブンで何時間もかけて焼きます)と、スタッフィング(ターキーのお腹に詰めて焼く詰め物)、グレービー(ソース)、ヤムイモのキャセロール(鮮やかなオレンジ色の甘いおイモをマッシュしてマシュマロなどを乗せて焼いたもの)、グリーンビーンズ、スウィートコーンなどなどで、これにあとは各家庭が「新しいレシピを仕入れたのよ〜」なんて具合に新しい味をつけ加えていきます。そうして、デザートにはパンプキンパイが欠かせませんね。

こういった豪華なディナーをだいたい、午後の2時とか3時とかに頂くわけです。で、夕方またお腹が空いたらパイを食べて、寝る前にお腹が空いたらターキーサンドを食べて・・・・と、アメリカの祝日は「食べる」がメインがとても多い。最初に言ったように、日本のお正月と同じなので、お店はお休みだし、家にいてTVを見る、ゲームをする、位しかありません。私は去年かなり退屈してしまったのを覚えています。

それでも、やっぱりこの時期はわくわくしてしまいますね。丸ごとのターキーはこういう機会でなければ食べられないし、祝日というムードはなんとなく心がウキウキするものです。日本でもお正月って、なにがって言えないけど、楽しかったりするしね。

そんな訳で、アメリカはいろいろありましたが、楽しい平和なサンクスギビングでありますように。